食事は人間の健康を左右する重要な要素の一つで、科学的確証は明確ではないとしても、がんのリスクと大きな関係があると言っても間違いではないでしょう。
悪い食事によってがんのリスクを高めてしまうことはありますが、逆に免疫力を高める食事によってがん予防とすることも、当然可能です。
がん予防となる食事内容については、がんそのものの原因が明確化されていないので、これという決まりはありません。ただ、がん予防となる免疫力を高める食事法は提案されています。
「がん予防」免疫力を高める食事について
まず食事回数や頻度ですが、これは食事をこまめにとるか、回数を減らすか、という2つのパターンがあります。
こまめにとる方法は、1日3食、朝昼晩と規則正しく栄養バランスとカロリーに気を付けて摂取します。規則正しい食事サイクルを守ることで、胃腸の活動を安定化させることができます。負担も少なくなり、がんとなるリスクを下げます。
食事回数を減らす方法はいくつかあります。1日2食や1食、または1日3食を守りつつ週末に断食したり、1日おきの食事にしたりという変則的な食事法も提案されています。いずれの方法でも食事回数を減らすこととなるため、胃腸の負担を大幅に和らげることができます。胃腸の活動量が減れば、長寿でがんを含む様々な病気になりにくいと考えられています。
食べ過ぎやカロリーの過剰摂取は体への負担が大きく、生活習慣病を招くリスクもあることから健康的な食生活とはいえません。何らかの病気によって体を崩しがちとなると、がんリスクも高まると考えてよいでしょう。
よって、間食は控え、食事をするときは腹八分目に抑えるべきという意見が一般的です。ただ、食事回数を減らした食生活を送っていると、栄養を十分に得るには、1日3食と比べると1度の食事量がどうしても多くなってしまいます。
食事回数を分けて腹八分目にして体への負担を減らすか、回数を減らして負担となる頻度を減らすか、どちらにしても目的は体への負担を減らすことにあります。
口にする食品には、がん予防となる食品もあれば、リスクを高める恐れがある食品もあり、単純に考えれば前者を積極的に摂取することが重要です。
がん予防となる食品は穀類なら玄米、肉類ならレバー、海藻や野菜、キノコ、野菜などは全般的にがん予防が期待できると発表されています。
リスクを高める食品は、肉類、脂っぽい食品、ソーセージやハムなどの加工肉、アルコール、食品ではありませんがタバコもリスクを高めます。
ただし、がんのリスクを高めてしまうかもといって、口にする食品に大きく偏りが生じてしまうのも危険です。肉類を避け過ぎるとたんぱく質やビタミン不足となり、健康を害し、そこからがんリスクが高まってしまうこともあります。
食品のがんリスクを気にし過ぎないで、栄養バランスを考えて様々な食品を口にするようにしましょう。
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