民間資格・国家資格別、栄養の資格まとめ


栄養系の資格と一口にいっても、国から認定された国家資格と、民間で認定された民間資格があります。それぞれにどんな栄養系の資格があるのかを見てみましょう。

民間資格・国家資格別、栄養の資格について

まず最初は、栄養士法によって定められた栄養系の資格について紹介します。最も有名なものは、栄養士です。
栄養士は民間資格の一種で、栄養に関する知識と技能を修得し、各都道府県知事から免許を受けることで得られる資格です。資格を取得するためには栄養士養成施設か管理栄養士養成施設に2年以上通わなければならず、しかも全て昼間部の教育課程を修了しなければなりません。

栄養士養成管理施設には通信教育や夜間部はないので、昼間の仕事が終わってから学ぶことも、在宅で教育を受けることもできません。なお、栄養教諭免許を取得するためには、この栄養士の資格がなければなりません。

次に紹介するのは管理栄養士ですが、こちらは栄養士法で定められた国家資格です。医療系の国家資格とも言われますが、学習内容は栄養のプロになるための、人間の身体の状況、健康促進のための栄養指導、栄養状態について学びます。
資格取得の方法は国家試験に合格することですが、その試験は管理栄養士国家試験といいます。国家資格ですが、法令による守秘義務は特に定められていません。

資格取得後は、各施設で休職管理や栄養指導を行ったり、利用者の身体の状況を管理したりできる仕事に就くことができます。

続いて、食品衛生法で定められている栄養系の資格を紹介しましょう。
まず最初は食品衛生管理者ですが、こちらは厚生労働省管轄の国家資格です。食品衛生法施行令第13条における食品の製造や加工を行う業種への配置が義務づけられている資格で、該当法令の食品が適正に製造・加工されているかどうかをチェックしたり管理したりします。

同じく食品衛生法で監督された栄養系資格には、食品衛生責任者もあります。こちらは食品衛生管理者とは対照的に、食品衛生責任者養成講習を受講することによって得られる公的資格です。

食肉や乳類を取り扱う飲食店で求められる資格であり、その目的は飲食店や喫茶店における公衆衛生を守ることです。食品衛生上での危害の発生を予防することに努め、それが起きた場合は営業者に改善を助言します。

なお食品衛生責任者は、食品衛生責任者として選任されなければ資格を取得することができません。
以上、栄養系の資格について、国家資格と民間資格からそれぞれ2つずつを紹介しました。


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